株式会社アドバンテスト 様

半導体テスタ大手アドバンテスト社におけるPower Platform活用!上達の秘訣はプロのサポートで「理解効率化」!

Peaceful Morning株式会社では、Power AutomateなどPower Platform製品全般のオンラインサポートサービス「Robo Runner」を提供しています。本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際の利用者様のリアルな声をお届けします。

今回インタビューを受けてくださったのは、半導体テスタ大手、株式会社アドバンテスト畑佐様、笠原様のお二人。Power AutomateやPower AppsなどPower Platformを駆使し、自動化推進活動に励まれています。いかにして成果を上げてきたのか、その歩みを伺いました。

■インタビューにご協力いただいた担当者様

株式会社アドバンテスト DH企画部 DHビジネス企画課 畑佐 博美様

株式会社アドバンテスト DH企画部 DH生産企画課 笠原 綾子様

「事務経験者でも開発にチャレンジできるツール」と知りチャレンジ!

ーーアドバンテスト社や畑佐さん、笠原さんの所属部署の事業についてご紹介いただけますでしょうか。

畑佐様:アドバンテストは日本を拠点とする半導体検査装置メーカーで世界中の半導体メーカーに製品を提供しています。品質向上に貢献し、世界中の半導体メーカーから高い評価を受けています。従業員数としては、グローバルで7,000名以上の規模になっています。

所属部署は20名ほどいるDH企画部という部署に所属しており、DHというのはデバイスハンドリングの略で製品名になります。所属部署では事業部内の予算管理やビジネスの企画等を行っており、私自身はこれまで事務系の業務を中心に行っています。MicrosoftのPower Platformを知って事務の人間でも開発にチャレンジできるツールであるということがわかって、今は業務プロセスの自動化推進活動、自動化フローの作成を行っています。

笠原様:私も畑佐と同じ部に所属しており、その中の生産企画課に所属しています。課としてはサプライチェーン開発、製造移管(EMS ※)の管理、業務効率化等を行っています。同じ案件ではないですが、2人でそれぞれPower Platformを使った開発を行っています。

※Electronics Manufacturing Serviceの略。

ーーPower Platformの活用状況を教えてください。

畑佐様:Power Platformの中では主にPower Automateを活用しています。請求書や見積書の承認フローや、リマインダーの設定、定型のメール送受信作業を自動化しています。

最近はPower Appsにもトライしており、社内向けのフォーキャストを入力できるようなアプリの作成も行いました。

Power Automateは社内で長く使っており、工数削減やヒューマンエラーが減り、良い意味で仕事が効率化され生産性が改善できています。

笠原様:EMSに製造を委託しているのですが、部品などの見積もりをEMSから複数出していただき、それぞれのパフォーマンスを比較する必要があります。会社によって出していただくデータの形式が異なるため、Power Automateでデータの形式を揃え、比較できる状態にしています。

これにより、3社の比較で40時間ほどかかっていたものが、5時間ほどでできるようになり効率化できました。またこのロボットを水平展開することで、他の業務の自動化も進みました。

業務を効率化できる仲間を少しずつ増やして工数削減を実現!

ーーすごい着実に成果を出されているのですね!Power PlatformやRobo Runnerの導入背景を教えてください。

畑佐様:コロナをきっかけに、紙の帳票を使って仕事をするために出社するという状況を効率化できないかと疑問を感じ始めたタイミングで、MicrosoftのPower Platformを知りました。この製品を知ったことで、ルーチン作業や紙を使った業務をどうにかできないかと考えるようになりました。

自動化を始めた最初の頃は、自動化することに対するネガティブな意見がありました。

最初に請求書の承認フロー業務を自動化しようと進めた際には、既存の業務の流れを変更にすることに対する抵抗感があったのだと思います。そんな時も上司の方々がサポートしてくれたことで前に進めることができました。

Power Platformに含まれるPower Automateはノーコード、ローコードと謳っていますが、使ってみると操作が複雑な点もあり、自分の能力に限界を感じることが多かったです。また新しい製品なので周りの人もほとんど使っておらず、なかなか質問をできる機会がないという状態でした。

そんな時にPeaceful Morning社のRobo Runnerを知り、伴走型のサポートがあることを知りました。自分の業務を題材にしながら実務に結び付けたサポートをしてくれるという点に魅かれました。それまでは外部セミナーを受けたり、YouTubeを見て学習していましたが、なかなか実務に結びつけて考えることが難しく、学びながら実際に業務を効率化できるサポートが受けられるという点を知り、上司に頼んで受講させてもらいました。

ーー実務に役立つサポートを探していたところRobo Runnerに出会ったということなのですね。

畑佐様:はい。サポートを受けてから2ヶ月ほどで自分の作りたいものが順調に作れるようになりました。その後、もっと作りたいものができ、さらに一人ではなく仲間を増やしたい、社内に広めたいという思いがあり、私以外にもRobo Runnerのサポートを受ける人を見つけて、Power Platformを活用して業務を効率化できる仲間を少しずつ増やしています。また、サポートいただくことで工数削減としての成果が大きく出たという点も非常に良かったです。

笠原様:畑佐さんが旗振りをしてPower Platformに興味を持ったメンバーで2週間に1回ナレッジの共有会をしています。そのディスカッションの中から自動化のアイディアも生まれて、その会をきっかけに残業集計業務など新たな自動化ができています。

自らの業務だけでなく、Robo Runnerで得た知識を元に社内に提案したり共有会で議題に上げてみたり、それをもとにチャットで質問を投げてアドバイスをいただいたりしています。

Power Platform活用の秘訣は「理解効率化」「時短」

ーーあらためてRobo Runnerの良さとは何でしょうか?

畑佐様:一言でいうと「理解効率化」「時短」がすごく良いなと思っています。

自分で調べると1日がかり、下手したら数日かかるようなものも、サポーターに質問すれば一発でサラっと解決してくれる点が良いです。

笠原様:Robo RunnerのチャットでPower Automateについて聞きながら、Excelの関数についても付随してアドバイスいただいたり助かっています。また1を聞くと10を教えてくれるような形で大変助かっています。

私の持っている知識だとそこまでいけないということも、いつもサポーターさんが的確に教えてくれて毎回「こんなことができるのかー」と目から鱗なことが多いです。また、レスポンスも非常に速くて、さまざまな切り口で回答をいただいています。あまりに速いので質問回答いただいた後のアンケートではいつも「good」を送らせていただいています。

ーーご満足いただけて嬉しいです。今後どのようにPower Platformを社内に展開していきたいでしょうか?

畑佐様:人間的な仕事は人間が行い、ルーチンワークはロボットが行うよう活動していきたいと考えています。先ずは、働きながら勉強させてくれている周囲の上司・同僚へ感謝の返上として、自身が得た知識を更にアウトプットしていきたいと考えています。今後も自動化推進活動を続けていきながら、周囲に向けた勉強会や活動報告会を開催して積極的に事例を発信していきたいと考えています。

また、業務プロセスの見えない部分をきれいにする「業務整理」も進めていきたいと考えています。

笠原様:私もルーチンワークを極力なくしていきたいと考えています。今は私が作ったフローを他の人も利用できるようにしていますが、今後は少しずつでもフローの中身やロジックを利用いただいている人に伝えながら、他の人も作ることができるような支援をしていきたいと考えています。興味さえ持っていただければ、ご自身でいろんなアイディアが拡がっていくと考えているので、種をまくような活動をしていければと考えています。

ーー最後にこれからPower Platform、Robo Runnerを使う企業担当者さんへ一言お願いします。

笠原様:Power Platformはノーコード・ローコードとはいうものの最初はとっつきづらい印象を受けるかと思います。ですが一度使い方を学べば、いろんなことができる点が魅力のツールです。

RoboRunnnerの支援があれば、毎回スキルアップして知識レベルが上がっていく実感も得られると思いますので、Robo Runnerのようなサポートをつけながらチャレンジしてみるのがオススメです。

Robo Runnerは業務工数削減にもつながり「お値段以上」の価値があるサービスだと思っています。

畑佐様:一人で解決するとなると出口のないトンネルにいるような孤独感がありますが、Robo Runnerのサポーターがいるとどんどん前に進めて楽しいです。ぜひ活用を検討してみてください。

ーーインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。Power Platform活用事例が今後どう全社に拡がっていくのか、楽しみですね!

Power Platformの導入・サポートにご興味をお持ちの方はRobo Runnerのご活用を検討くださいませ。

Robo Runnerバナー

社名

株式会社アドバンテスト

事業内容

売上高の約7割を占める「半導体・部品テストシステム事業」、テスト・システムの周辺機器などからなる「メカトロニクス関連事業」、顧客サポートとシステムレベルテストを主とする「サービス他」の3つで構成されています。

設立

1954年

従業員数

7,117人(国内2,783人、海外4,334人)

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