ホンダカーズ三重南 様

2時間の業務がたった10分に?その理由とは? ー DXの真の価値は商習慣を見直す「業務プロセスの最適化」|株式会社ホンダカーズ三重南

Peaceful Morning株式会社では、プロのRPAエンジニアが社内開発をサポートするサービス「Robo Runner」を提供しています。本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際の利用者様のリアルな声をお届けします。

今回インタビューを受けてくださったのは、本田技研工業株式会社の正規ディーラーである株式会社ホンダカーズ三重南の宮田様。UiPathを駆使し、業務の自動化に励まれています。RPAを導入するに至った経緯や開発工程での課題など、その歩みを伺いました。

ーインタビューにご協力いただいた担当者様

株式会社ホンダカーズ三重南 宮田春花様

ライフイベント発生!人材不足から業務の自動化・効率化が急務に。

ーー まずは、ホンダカーズ三重南社や、宮田様のお仕事内容についてお教えいただけますでしょうか。

ホンダカーズ三重南は三重県のHonda車正規ディーラーとして、志摩市、伊勢市、津市、伊賀市に4つの拠点を構えています。Honda車の車両販売をはじめ、保険、定期点検・修理など、カーライフに関する様々な業務を行っており、従業員数は100名ほどです。私は事業管理部に所属しており、主にイベント企画やYouTube撮影などのCS関連業務や、IT関連業務を行っております。


※宜しければYouTubeチャンネルも見てみてください!
https://www.youtube.com/@hondacars-mieminami
新型車の情報や素敵なカーライフを送って頂けるための有益な情報を更新しております!

ーー RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は元々ご存じだったのでしょうか?

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)については以前から知っていたものの、導入には相応のコストや時間がかかることから、なかなか実行には移せていませんでした。PC業務の自動化を実現するための強力なツールである一方で、初期費用や技術的なハードルが高いと感じていたため、慎重に検討する必要がありました。

ーー そのような中で、導入に踏み切ったきっかけはあったのでしょうか?

私が産前産後休業に入ることが決まった際、人材不足の問題が顕在化しました。日常業務を担当していた私の業務を引き継ぐ人材が確保できなかったことが大きな問題となり、これは当社にとっての緊急課題となりました。


特にテコ入れが必要だったのは本田技研工業から提供されている基幹システム「e-Dealer」にまつわる業務です。RPAが導入されれば、このシステムに関わる業務を自動化することで、人材不足の課題を解消し、業務の継続性を確保できると考えました。

また、RPA導入を決断する際には、業界全体のトレンドや他社の事例も参考にしました。多くの企業がRPAを導入し、生産性を向上させていることを知り、私たちもこの波に乗るべきだと感じました。

ーー なるほど、それは「生産性改善」が急務になりますね。。。ちなみに、数ある手段の中でなぜUiPathを採用したのでしょうか?

初めてのRPA導入のため、検討当初はいろいろとトライアルも含めて試してみましたが、動作が重く、推奨のPCでもパフォーマンスが悪いという問題に直面しました。さらに、操作方法が非常に難解で、直感的な使用感に欠けていました。特に、非エンジニアにとっては、操作方法の習得に多くの時間と労力が必要であることが明らかでした。

これに対し、UiPathは操作が直感的で動作も軽快だったため、短時間で習得できるという点で最終的に選んでいます。

私自身、Excelの関数などを活用して効率化に取り組んでいましたが、プログラミングは未経験です。そのため、、「自分で作りやすそうか」という観点はとても大事にしており、シンプルで理解しやすい操作感や、短期間での習得が出来そうだということが、UiPathを選んだ決め手になっています。

ーー なるほど。実際、RPAを活用して得られた成果はありますか?
先ほどもお伝えした基幹システム「e-Dealer」を使用したルーティーンワークの自動化に取り組んでおり、例えば、

  • 前日にご来店されたお客さまへのSMSアンケート送信業務
  • 翌営業日にご来店されるお客様への様々な推進項目のリスト作成
  • 営業マンが推進していく代替や車検等の営業項目のデータのアップロード業務

などの自動化に着手しております。まだしっかりと効果検証はできていませんが、1日当たり2時間かかっていた業務を10分まで短縮できる想定です。

「プロに気軽に相談できるRobo Runner」を採用。RPAで得た「自動化」以外の価値

ーーそれはすごい効果が期待できますね!ただ、 実際に自動化に取り組まれてみて何か課題などはありましたか?

トライアルの中でも自分自身でいくつかUiPathを用いてワークフローを作り始めていましたが、私は技術者ではなかったため、
「あれ、この要素ってどうやって取るんだろう?」
「ある一定の箇所でどうしても止まってしまう」
「動きが遅く、不要なプロセスがありそうだけどどこを削ったら。。。」

など様々な課題が出てきました。

「自分で作れる!」と意気込んでいたものの、お休みに入るまでの期間が短く、自身の本業もある中で、RPAの構築を一人で完了させきるのは難しいと感じました。そこで、Peaceful Morning社が提供する「Robo Runner」というサポートサービスを利用することにしました。

ーー 当社としても、安心してお休みに入っていただけるよう、是非支援したい!と思ったのをとても良く覚えています。

ありがとうございます(笑) 本当に切羽詰まっていましたね。。。そんな中で、Robo Runnerは私にとってまさに救世主のような存在でした。


専属の先生がついてくださり、RPAの基本から応用まで丁寧に教えていただけるだけでなく、実際のロボット開発もサポートしていただけました。特に、トラブルシューティングやカスタマイズに関しても、リアルタイムでのサポートが受けられたため、大変助かりました。1つ目のロボットが完成した時は感動でしたね(笑)

またその後も、定期的なフィードバックや進捗管理も行っていただくことができ、わからないことはすぐにチャットで質問してすぐに回答を得られたため、スムーズにプロジェクトを進行することができました。

さらに、RPA開発を進める中で、今まで習慣的に行っていた業務の中に実は不要な工程があったり、手順が決まっていない業務が複数あることに気が付きました。業務のマニュアルがなく、担当者それぞれが最適化して、属人化を招いてしまっていたんですね。。。


RPAで「業務を自動化する」ということばかり考えていましたが、RPAは「余計な・無駄な業務を削いで、最適な業務プロセスを作る」ためのツールなのかもしれないと感じています。

また、RPAは一見ハードルが高いように見えますが、正しいサポートを受けることで、その恩恵を受けることができると実感しています。そのため、特に導入初期には専門家のサポートが非常に重要であると感じました。

導入が目的ではない、全社の業務負担を減らして次のステージへ!

ーー 今後、「自動化」はどのように推進していきたいですか?

今は自分の担当業務の自動化が目的になっていますが、それだけでなく経理業務などの他部署の業務も積極的に自動化していきたいと考えています。
具体的には、経理部門では定型的な支払い処理や請求書の発行、データの照合などをRPAに任せることで、従業員がより戦略的な業務に時間を割けるようにしたいです。

また、RPAを活用して、社内全体の業務負担を軽減し、効率的な業務運営を目指し、最終的には、全社員がよりクリエイティブな業務に集中できるような環境を作り上げたいと思っています。

RPAの導入により、業務効率の向上だけでなく、社員の働き方改革にもつながると考えていますので、全社員がより価値のある仕事に集中できる職場環境の実現を目指して行きます。

ーーインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

インタビュアーの私としては、「RPAは業務を最適化するためのツール」という言葉がとても印象的でした。
自動化を行う上で、業務が属人化しているから無理、ではなくて属人化しているからこそ自動化ツールをきっかけに標準化・定型化していくように思考を切り替えることが重要なのだと解釈しました。

また、Robo Runnerの「寄り添い力」に魅力を感じていただき、自らRPAの習得に向け、熱心に取り組まれている姿が印象的です。
改めて、Robo Runnerをご利用いただいている皆様に、「RPAを通じたデジタル解決課題パートナー」として全力でサポートをさせていただきたいと思います。

本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際のご利用者様のリアルな声をお届けしました。
Peaceful Morningでは、RPA導入においてお悩みを持っている企業様に対して、RPA開発の内製化支援を行っています。ご興味をお持ちの方は、Robo Runnerのご活用を検討くださいませ。


社名

ホンダカーズ三重南

事業内容

新車販売、中古車販売、車検・点検・整備・修理、自動車損害保険代理業、リース、レンタカー、部品用品

設立

1988年04月01日

従業員数

100名

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